ツールドフランスとは

ツールドフランスは、その名のとおりフランス国内を一周する自転車レース。
毎年7月に23日間をかけて、3300km前後、ピレネー・アルプスといった山岳地帯を含み、標高差2000m以上の起伏に富んだコースで行われる。
コースは毎年変わり、ツールドフランス各ステージのスタートやゴール、通過地になった町村はお祭り騒ぎとなる。
1993年以降は21ステージ(プロローグを含む)が定着しているが、以前はそれよりも長期間であったり短期間のこともあった。
1980年代では4000kmあまりで争われることが多かった。
平坦のマスドスタートレース、山岳地帯のレース、個人タイムトライアル、チームタイムトライアルなど、多彩な特徴のステージをこなし、最終日パリシャンゼリゼへゴールする。

参加選手は、スポンサーの名を冠したプロチームから選抜され、1チーム6〜8人(2017年までは9人)のチームが20〜22チーム程度参加する。
総合1位の選手には「マイヨジョーヌ」と呼ばれる黄色のリーダージャージが与えられる。
マイヨジョーヌを着ることは自転車選手の夢でありステータスとされる。
総合タイム以外にも各種のポイントがあり、それらの獲得ポイントにより、「山岳賞」「スプリント賞」「新人賞」などが選ばれる。
山岳賞は白地に赤玉のマイヨグランペール、スプリント賞には緑のマイヨヴェール、新人賞には白のマイヨブランが与えられる。

ツールドフランスの賞金は2015年の場合で総額約203万ユーロ、そのうち総合優勝した選手には45万ユーロ、各総合順位やステージ入賞、山岳賞やスプリント賞など、細かく賞金が設定されている。

ここ数十年の傾向としては、前半には比較的長距離の平坦コースとチームタイムトライアルが設定されている。
チームタイムトライアルは出走人数がタイムに直接影響するため、リタイヤ選手があまりいない第3〜5ステージに設定されることが多い。
平坦ステージは長距離の中に何ヶ所かのスプリントポイントがあり、スピードマン(平地を得意とするパワー系ライダー)やスプリンター(ゴール直前に爆発的なダッシュ力を発揮するライダー)などが迫力あるレース展開を見せる。
中盤から後半にかけて、ピレネーやアルプスといった山岳地帯のコース展開となる。
山岳コースは大きなタイム差がつきやすく、従って優勝争いに大きく影響する。
ピレネーステージ、アルプスステージともに3日間程度で、間には平坦ステージが入る。
ツールドフランス最終日は、パリ近郊の町からスタートしてシャンゼリゼにゴールする平坦ステージがここ20年余りの恒例となっている。
最終日にタイムトライアルが設定された年もあり、劇的な逆転劇が起こったこともある。
特に1989年の最終日は地元フランスのスター選手が逆転負けするという(フランス人にとっては)悲劇が起こってしまった。
以降30年余り、最終日のタイムトライアルは設定されていない。

ツールドフランス最終日のパリは、凱旋門からシャンゼリゼにかけてが通行止になり、パリ全体がお祭り騒ぎになる。

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