ゲラント・ハゥウェル・トーマス(Geraint Howell Thomas)はイギリス・ウェールズ・カーディフ出身。
2018年のツールドフランス総合優勝者。
2004年
ジュニア世界選手権(開催地ロサンゼルス)スクラッチ優勝。
2006年
世界選手権大会団体チームパシュート銀メダル獲得。
コモンウェルズゲームズ・ポイントレース3位。
2007年
世界選手権チームパシュート(ゲラント・トーマス、エド・クランシー、ポール・マニング、ブラッドリー・ウィギンス)金メダル。
バルロ・ワールドでプロロードデビュー。
ツールドフランス初出場で140位にて完走。
2008年
世界選手権チームパシュート(ゲラント・トーマス、エド・クランシー、ポール・マニング、ブラッドリー・ウィギンス)金メダル。
決勝の対デンマーク戦では、世界記録を樹立(3分56秒32)。
ジロ・デ・イタリア初出場(総合118位完走)。
北京オリンピックチームパシュートで金メダル(ゲラント・トーマス、エド・クランシー、ポール・マニング、ブラッドリー・ウィギンス)獲得。
やはりデンマークとの決勝では、自身が持つ世界記録を更新(3分53秒314)した。
2010年
チームスカイへ移籍。
国内選手権個人ロードレース優勝。
2011年
ロンド・ファン・フランデレン10位。
バイエルン1周総合優勝。
2012年
世界選手権チームパシュート優勝。
決勝の対オーストラリア戦では世界記録を更新(3分53秒295)。
マディソンで2位入賞。
ツールドロマンディ プロローグの個人タイムトライアルで優勝。
ロンドンオリンピックチームパシュートで予選を3分52秒499、決勝では3分51秒659の世界新記録を樹立。
またチームパシュートで2大会連続での優勝に貢献した。
2013年
ツアー・ダウンアンダーで総合3位、第2ステージ優勝、ポイント賞を獲得。
ベルギーのE3ハレルベークで総合4位。
2014年
コモンウェルスゲームズロードレース優勝。
2015年
E3ハレルベーク優勝
2016年
パリ〜ニース総合優勝
2017年
ツアー・オブ・ジ・アルプス第3ステージ優勝、総合優勝。
ツールドフランス プロローグ個人タイムトライアル優勝。
2018年
ヴォルタ・アン・アルガルヴェ第3ステージ優勝。
ティレノ〜アドリエティコ総合優勝。
クリテリウムデュドフィネ総合優勝。
イギリス選手権個人タイムトライアル優勝。
ツールドフランスでは序盤に落車などのトラブルがあったが、第11ステージ(アルプス2日目)で単独アタック、先行していたミケル・ニエベをゴール直前で追い抜き区間優勝。
翌日のラルプデュエズがゴールのステージでは山頂ゴールのスプリント合戦に競り勝ち2日連続での区間優勝、リードを広げる。
後半のピレネーステージでも山岳ポイントでボーナスタイムを稼ぎレースを優位に進めた。
第20ステージの個人タイムトライアルでは、区間優勝のデュムランに14秒遅れでゴール。
シャンゼリゼゴールの最終ステージでは、前年優勝のフルーム(総合3位)と肩を組んでゴールした。
ウェールズ人としては史上初のツールドフランス総合優勝者となった。